社会人一人暮らしの電気代の平均相場は「5,729円」。意外と知らない節約方法を解説!

一人暮らしの電気代の平均は「5,729円」。意外と知らない節約方法を解説!

一人暮らしを始めてみると「意外と光熱費がかかるな」と思っていませんか?
今回は一人暮らしでの電気代の平均額と電気代の節約方法について解説していきます。

これを見れば月々の電気代を1,000円以上安くすることも可能です。

後半でも解説しますが「賃貸でも工事なしで電力会社が変更できて、電力会社の変更は節約効果が高い」ので解説します。

一人暮らしの電気代の平均は5,729円

我が家(4人家族)の電気代
我が家(4人家族)の電気代

まず結論として一人暮らしでの電気代の平均相場は約5,729円です。
年間にすると約68,748円になります。
意外と高いですよね!皆さんの月々の電気代と比べてどうですか?

ちなみに我が家は4人家族で月々3,000円ほどです!!(安い!)

電気代は時期によって費用が異なります。

時期費用
1〜3月6,535円
4〜6月5,916円
7〜9月5,330円
10〜12月5,135円
合計22,916円
季節別一人暮らしの電気代

冬の時期が最も高くエアコンを頻繁に使ったり、日の入りが遅く沈む時間が早いため照明を使う頻度が上がり電気代が一年で最も高くなります。
地域によって寒暖が変わるため多少前後します。

電気代の決まり方

まず電気代がどのように決まるのかを解説します。

電気代の計算方法

基本料金 + (電力量料金単価 × 使用量)+ 燃料費調整額=電気代

電気代は契約A数(アンペア)によって基本料金が変わります。

契約アンペア数基本料金
10A280円
15A421円
20A561円
30A842円
40A1,123円
東京電力の従量プランBの基本料金

一人暮らしの賃貸物件の場合はほとんどが15〜20Aです。部屋が大きい場合はそれ以上のこともあります。
このアンペア数が大きいと同時に使える電気の量が増えます。
例えば電力をよく使うようなエアコンを付けながらドライヤーをして、電子レンジとケトルを同時に使うような時など。そうそうないと思いますが(笑)

アンペア数の変更は年に1度しかできない

このアンペア数は契約者が変更することができますが年1回だけです。
一度変更して「やっぱりもっとアンペア数を増やしたい」と思っても1年間は変更できません。

逆に現在あまり電気を使わないのに30Aになっている場合は15〜20Aに変更を検討してみてください。

いつも使う電化製品の1回あたりの費用

電気代の合計額はわかったけど私達が日常的に使っている電化製品の1回あたりの費用を見てみましょう。

電化製品1回あたりの費用
ドライヤー(約5分)約14.5円
エアコン(約1時間)約20円
ケトル(満杯)約3.5円
電子レンジ(1.5分)約1円
炊飯器約2.5円
電化製品ごとの使用料

エアコンは高いと言われているように1時間くらい使うと20円ほどかかります。
1日2時間を毎日使ったとすると約1,200円ほどかかる計算になります。

そして意外と高いのが「ドライヤー」です。
電源を入れた瞬間に高い温度の風を作るのでかなり多くの電気を使います。

それぞれ1回あたりで考えると思ってたよりも安く感じますね。
ただしこれを毎日使っていると合計で5,000円ほどになっています。
「塵も積もれば山となる」ですね。

電気代の節約術

電気代の平均額と計算方法がわかったところで具体的な節約方法について解説します。

支払い方法を変える

電気代はクレジットカード払いでポイントを貯める
電気代はクレジットカード払いでポイントを貯める

「水道光熱費」など毎月必ず発生する費用は「クレジットカード払い」にすることをおすすめします。
それはクレジットカードのポイントが貯まるからです。

例えば毎月の支払いが5,000円だとするとクレジットカードの還元率が1.0%だとすると、毎月50ポイントが付いてきます。
支払い方法を1度変えるだけなので手間も少なく済みます。

クレジットカードを持っていない人はポイント還元率の高い「楽天カード」か「Yahoo!カード」「JCB Wカード」が人気も高くおすすめです。

日常でのお買い物でもポイントが貯まりやすく、貯まったポイントをコンビニやスーパーでのお買い物でも使えます。

カーテンを見直す

カーテンで外の暑さを防ぐ
カーテンで外の暑さを防ぐ

カーテンを変えるとエアコンの電気代節約になります。
カーテンの性能で「遮熱性の高いカーテン」というのがあり、窓からの強い日差しを防いで部屋の温度上昇を抑えてくれます。

ニトリでも遮熱カーテンを取り扱っていて、価格もお得なので一人暮らしにはおすすめです。
(私も現在でも愛用中)

待機電力を減らす

コンセントを抜いて待機電力を減らす

電化製品のコンセントをできるだけ抜いて待機電力を減らしましょう。

待機電力とは電化製品などでオフにしていてもコンセントを挿しっぱなしにするとかかる電力を指します。
待機電力は電化製品の時計やタイマー、メモリなどの設定を維持するために使われることが多く、電気代の約5%は待機電力と言われています。
月々の電気代平均が約5,700円なので約250円は待機電力になります。

特に待機電力がよくかかるのは下記です。

  • テレビ
  • エアコン
  • パソコン
  • 温水洗浄便座
  • 電話機
  • レコーダー

特に設定が必要なものでなければコンセントは抜くようにしましょう。
ちなみに我が家では出かける際は火災防止も兼ねて、テレビや電子レンジなど使わない電化製品は全てコンセントを抜くようにしています。

エアコンを見直す

エアコンを見直すことで電気代を大幅に節約することができます。
エアコンの使い方やエアコン選びについては後述します。

電力会社を見直す

電気代の節約には「電力会社の見直し」は必須です!
具体的な節約方法は後述します。

意外と知らない!エアコンでの節約ポイント

意外と知らない!エアコンでの節約ポイント
意外と知らない!エアコンでの節約ポイント

エアコンを制する者は、電気代を制する」ということで、電気代の多くを占めているエアコンの節約方法を紹介します。

「自動」を使う

エアコンは自動運転が最も効率的
エアコンは自動運転が最も効率的

実はエアコンは自動運転が最も節電になります。
エアコンが最も電気を使うのは設定温度にするまでなんです。そのため設定温度になかなか到達しないと電気を多く使い続けます。

意外と勘違いされているのが、風量を上げると電気代がよくかかるということです。
ですが、実際は最初に風量を上げてできるだけ早く設定温度に近づけるほうが節電効果が高いんです。

そのため自動運転はその点を考慮しているのでおすすめです。

日中はつけっぱなし、夕方からはこまめに消す

時間帯によって推奨される使用方法が異なり、日中はつけっぱなしで朝方と夕方以降はこまめに消すことが推奨されています。

前述した通り設定温度にするまでエアコンは高い電力を使います。
日中はエアコンを停止すると部屋の温度が上昇しやすいため、こまめに消すとまた設定温度まで下げるのに多くの電力を使うため、つけっぱなしの方が推奨されています。

そして逆に朝方や夕方は日差しが落ち着き、部屋の温度上昇も比較的落ち着いているためちょっとした外出などでも消した方が電気代を節約できます。

省エネのエアコンを選ぶ

省エネのエアコンを選ぶことも電気代の節約に繋がります。

部屋に備え付けのエアコンを使用したり実家で昔から使っていたエアコンを使う場合、年式が古いエアコンがほとんどです。
ですが、最新のエアコンになると省エネ機能がより発達しているため節電になる場合があります。

知らない人多数!電力会社見直しのポイント

知らない人多数!電力会社見直しのポイント
知らない人多数!電力会社見直しのポイント

続いてこちらも電気代節約には欠かせない電力会社の見直し方法です。
電力自由化に伴って各社で様々なプランが出てきています。

よくある誤解。賃貸でも電力会社は変えられる

まず理解いただいたいのは賃貸でも電力会社を変えられるということです。

賃貸の場合、「決められた電力会社にしないといけない」と考える人が多くいます。
ですが、電力会社は特に指定がなく自分で決めることができます。
まずは自分に合った電力会社を探しましょう。

電力会社の変更は工事・立ち会いもなしがほとんど

電力会社変更の際には基本的には工事も立ち会いもないのがほとんどです。
そのため近隣住人への迷惑もかからないし、予定を調整して立ち会う時間を作る必要もありません。

また、大家さんへの許可は基本的にとらなくて大丈夫です!
大家さんが住人に対して電気代を一括で徴収してるケース(昔の様式)でなければ、大家さんへの相談や報告はいりません。

電力会社を変えるというのは電気を引っ張ってくる所が変わったり器具が変わることがなく、工事もないので変わることでの周りへの影響はありません。

ライフスタイルに合わせて探す

各電力会社が出してるプランは本当に様々なので、ご自身のライフスタイルに合わせて選んでください。
プランの例としては「夜は電力量料金単価が安い」とか「基本料金は無料」などがあります。

東京電力では基本料金が約800円ほど何もしなくても取られるので、基本料無料で単価も安いものが望ましいですね。

まとめ

一人暮らしの電気代の平均額と具体的な節約方法について解説しました。
あなたは平均と比べてどうでしたか?

高かった人はまたは特に節約効果の高い電力会社を変えることとエアコンの使用方法から実践してみてください。