
これから一人暮らしをしたいけど、どういう条件を優先したらいいかわからないんです

一人暮らしが初めてだと優先する条件ってわからないですよね。。

ぜひ経験者の人の意見が知りたいです!

それでは!経験者に聞いてみましょう!
今回は一人暮らし経験者が一人暮らしをしてから気づいた「事前にきちんと見ておけばよかった…」という条件を紹介していきます。
目次
部屋の壁が薄くて隣の声が丸聞こえ


一人暮らし経験者の中で最も意見が多かったのが壁の薄さです!!実際の経験談を見てみましょう。
- 隣人の歩く音や生活音が聞こえてうるさい
- 隣人が友人を連れてきて朝まで騒いでて眠れなかった
- 自分の音も聞こえてると思い気を遣う
- 線路沿いで意外と音がうるさくて後悔した
部屋の壁の薄さは建物の構造によって異なります。
木造の建物は比較的音が漏れやすく、RC構造のコンクリートだと防音性が高めになっています。
ただしRC構造でも防音性が低い建物もあります。
隣人の音がうるさい場合は壁をドンドンと叩いて、静かにしてもらうというケースは私や友人も含めて非常に多くの人が経験していますね(笑
ただお互いにそういう気遣いをしすぎるのも疲れますよね。。
ちなみに窓についての防音はどの部屋でもほとんど同じです。窓は防音性がないため外の音を拾いやすくなります。
気になる人はご自身で防音シートをつけるなど対策をしましょう。
壁の防音性は内見時に実際に物件を見ながら確かめましょう。
具体的な確認方法は3つです。
- RC構造を選ぶ
- 壁を叩く、耳を当ててみる
- 手を叩いてみる
建物をRC(コンクリート)構造にすると、木造と比べると防音性が高いです。
戸建てでも同様ですが、木造の場合はどうしても壁の密度が低く音が漏れやすくなります。
防音性を重視する場合はそもそもRC構造を条件に加えておくことをおすすめします。
私も音を気にするタイプだったのでRC構造を選びましたが、隣人の声や生活音が気になることはほとんどありませんでした。

確認方法でよくやる方法で、実際に壁をコンコンと叩いて音を確認します。
この時に壁が薄い場合は壁の中で音が反響します。叩いた時に壁の柔らかさもやや感じやすいです。
音の確かめ方の感覚がわかりにくいので、合わせて壁に耳を当てて周りの音が聞こえるか試してみましょう。
この時、隣人の生活音を特に確認したい場合は、「内見時間を休日の朝や夜など生活時間にすると実際の生活時の音が聞こえやすくなります。
もう一つは部屋で手をパンと叩いてみます。
やる際は音が外に逃げないように部屋を閉め切った状態でやってみてください。
内見時は不動産屋さんが換気のため窓を開けたりこともあるので、しっかり閉めてから実践してください。
防音性が高い部屋は音が外に逃げにくいため、部屋の中で音が反響します。
叩いた後に部屋の中で音が響いていたら防音性が高くなっています。
逆に防音性が低い部屋は音が部屋で反響せず、壁の向こうに音が逃げるため隣人に音が聞こえやすくなります。
収納が少なく荷物が片付かない


一人暮らしを初めてする人が最も見落とすことが多いのが収納スペースです。
- 収納が全然なくて洋服が山積み
- 荷物を入れる所がなくて部屋が散らかって見える
- 部屋が狭くなる
収納は内見でも見落としがちなポイントで、さらに「もっと見ておけば良かった…」という人も多いです。
収納が少ないと部屋の隅に洋服が積まれていたり、その辺に放っぽられたりして部屋が汚く見えます。
当然のことながら収納がある程度あるかをまずはチェックしましょう。
チェックする際は書きを特に意識してください。
- 玄関の下駄箱
- キッチン下
- 洗面所
- 部屋のクローゼット
収納スペースがない場合は、収納グッズや収納術を利用してうまく収納スペースを作るようにしましょう。
ただし収納術でもできることに限界はあるので、そもそも収納術を実践するための最低限のスペースがあるかをチェックしましょう。
そして収納グッズを買う時は事前に部屋の置く予定の場所のサイズも測り忘れないようにご注意ください。
管理費を含めると予算オーバー

管理費の存在を忘れていた(理解していなかった)。。
予算を考える時に予算=家賃と考えている人が結構多いですが、そこに管理費(共益費)を入れると実は予算オーバーしていたケースも多いようです。
家賃も管理費も毎月必ずかかる固定費なので、しっかりとチェックしておくべきところです!
不動産屋へ行って色々と部屋を提案してもらう場合は、自分の条件に合う部屋を出してくれます。
ですがなかなか希望通りの部屋が見つからない場合は、一部条件を変えて探す場合があります。
「家賃は管理費を含めるとやや予算オーバーになるけど、他の条件は合ってるので見てみましょうか」と新しい提案を受ける際は、管理費も含めていくらなのかをきちんと確認しておきましょう。
物件紹介時に賃料と管理費をチェックしておきましょう。
大体の物件では「賃料」と「管理費(共益費)」が別々に記載されています。
駅から意外と遠かった


駅まで10分とあったが実際は17分以上かかって毎日歩くのが辛かった…
実際に住んでみると最寄り駅までの距離が遠かったという経験は誰しもが持っています。
物件情報に記載されている徒歩時間は下記のような基準で決められています。
- 徒歩所要時間は1分で80m
- 対象物の敷地の最も近い所までの距離
- 信号待ちや歩道橋の時間は含まれていない
この徒歩所要時間は1分で約80mほど進む想定で計算されています。
これはハイヒールを履いた女性が歩く速度で計算されているそうです。
そして最寄り駅や近くのスーパーまでの徒歩時間が書いてある場合は、対象物の敷地で最も近い所までの時間が書かれています。
駅の場合、実際の改札までではなく駅がある敷地の中で最も近い所までの距離になります。
神奈川県の川崎駅では南武線とJRの駅は一体型ですが、駅の中で約5〜10分ほど歩かないと乗り換えできません。
そのように駅が大きい場合でも、物件から駅の敷地の一番近い所までの徒歩時間を記載することができます。
さらに実は信号の数が多く立ち止まってしまうこともあるので、実際の徒歩時間よりも多くかかることがあります。
そのため徒歩時間は「最短距離」という認識でいましょう。
徒歩時間を限りなく正確に知りたい人はこちらを実践してみてください。
- Googleマップのルート検索を使う
- 実際に歩いてみる
Googleマップのルート検索の徒歩時間はかなり正確で、信号や坂、歩道橋その他障害物も考慮した所要時間が出ます。
不動産屋が記載する徒歩時間と基準が異なります。
まず物件の徒歩時間を参照する前にGoogleマップを使って調べてみましょう。
駅やスーパーの距離のギャップをなくすためには実際に歩いてみるのが効果的です。
自分の徒歩速度で実際に歩いてみるとより正確な徒歩時間が出せます。
さらに実際に駅から歩く道を歩いてみて、夜は電灯があるかや人通りが多いかなどセキュリティや治安も知ることができます。
一口コンロで料理しなくなった


キッチンについてるコンロが一口コンロであることが理由で自炊をしなくなる人が多くいます。
当初は自炊はあまりしないだろうと思い、一口コンロを選んだものの実際に自炊する必要性が出てきます。
それは生活費の節約を考える人が多いからです。
一人暮らしを始めると意外と生活費がかかり、出費を抑えるために節約の必要性に気づきます。
そして生活費の節約を考えた時に多くの人は「食費の節約」を考えます。
その時に自炊をして節約をしようとしても一口コンロだとメインの料理とスープを同時に作ることができない、同時に温められないなどの問題から自炊を諦める人も相当数います。
自炊をすることで食費は1/2ほどまで抑えることもできるので二口以上あると便利です。
「生活費を抑えたい」「一人暮らしでも貯蓄をしたい」と考えてる人はコンロは二口以上を選ぶようにしましょう。
もしくはガスコンロを別途購入して二口にするなども検討してみてください。
ガスコンロを別途購入するとキッチンのスペースを取ってしまうので、内見時にコンロが置ける場所があるかどうかをチェックしておきましょう。
コンセントの位置と数が少ない


コンセントが欲しい所に意外とない!!
たかがコンセント…と思いますが、意外に大事なんですよ!!
- コンセントの数が少なく、置きたい所にテレビが置けなかった
- タコ足配線にしたらコードが見えて部屋が汚く見える
コンセントが少ない場合はタコ足配線を使うという手はありますが、ブレーカーが落ちたり火事の原因になる可能性があるので使いすぎは注意です。
内見時にコンセントは下記のポイントに注意して見てみてください。
- テレビ用のコンセントはどこにあるか
- ベッドを置く予定の所にコンセントはあるか
- 冷蔵庫を置く場所にコンセントは複数あるか
- コンセントの高さは最適か
テレビを接続する時は通常のコンセントに加えてテレビ用のコンセントが必要です。
一人暮らしの場合は1Rか1Kの場合は部屋に1つか多くて2つになるので、テレビを置く場所は必然的に決まります。
内見時に「ここにテレビ置きたいな」と思う場所にきちんとコンセントがあるか確認しましょう。
ベッドを置く予定の場所では携帯電話の充電器やライトを使ったりするので、コンセントが2口くらいあると便利です。
そして寝具によっても検討事項が異なり布団を敷く人はコンセントが低く、ベッドを置く場合は少し高めにコンセントがあるかをチェックしましょう。
コンセントが高すぎたり低すぎたりすると家具がうまく置けない場合があります。
冷蔵庫の近くには電子レンジを置いたりケトルを使ったりするので、最低でも2口以上あるかを確認しましょう。
電子レンジやケトルは電力を多く使うため、タコ足配線で一気に使うとブレーカーが落ちることがあるのでご注意ください。
先程のベッドの時にも書いたように高さが異様に高すぎたり低すぎたりしないかをチェックしましょう。
高い所にコンセントがあるべきなのは、部屋の上部に取り付けるエアコンと洗濯機を置く場所です。
「ここどうやって使うの?」と思う所にコンセントがある場合もあるのでご注意ください(笑

日当たりが悪い


日当たりが悪いと部屋にカビが生えたり、壁紙が剥がれたり床が腐りやすくなるんですよね…
- 部屋の日当たりが悪くて室内干しが全く乾かない
- 部屋の壁紙にカビができて何度か取り替えることになった
- 休日は家にいる時間が長くずっといると気分が悪くなった
入居前は窓を開けて換気すれば良いやと思ってたけど、平日家にいる時間が短く部屋を全く換気する時間がなかったり、梅雨時は雨が多く窓が開けられないという問題が出てきます。
部屋に湿気が溜まりカビが映えると健康面でも良くないため、きちんと確認する必要があります。
南>東>西>北
日当たりが悪いと比較的、家賃は安くなります。
すなわち北向きは家賃が安い傾向にあります。
そして部屋の向きが南向きでも向かいに高い建物があると日差しが遮られるので、そこも注意ポイントです。
日当たりが良いかどうかは内見時にチェックしましょう。
- 内見時に部屋の方角を確認する
- 向かいに高い建物がないか確認する
- 内見を日中行くと実際にどれくらいの日差しが入るか確認する
物件の書類には部屋の方角が書いてあるので、必ずチェックしましょう。
それぞれの方角の特徴はこちらです。
- 南向き→1日を通して最も日当たりが良い。洗濯物をよく干したり日光を十分に浴びられる
- 東向き→午前中の日当たりが良い。朝日で目覚めて気温の上がる日中はやや涼しくなりやすい
- 西向き→夕方からの日当たりが良い(西日)。気温の下がる夕方に部屋の温度が高くなりやすい
- 北向き→1日を通して日当たりが悪い。部屋の温度の変化が一定で家具などの日焼けも少ない。
自分の生活リズムや好みに合わせて選んでください。
方角が良い方向でも目の前に高い建物があると日差しが入りません。
後から高い建物ができてしまった場合は仕方ありませんが、事前に内見時に高い建物が近くにないか確認しましょう。
もう一つは内見する時の時間を日中にすると実際にどれくらい日差しが入るかがわかります。
気になる物件がある場合は方角を見て、見に行く時間を調整するのも方法の一つです。

大通り沿いまたは1階で洗濯物が干しにくい


洗濯物が見られるのは女性だけでなく男性も恥ずかしい!
大通り沿いや1階の部屋の場合、通行人に洗濯物が見えてしまう場合があるため洗濯物が干しにくい場合があります。
- 大通り沿いで車が多く排気ガスの匂いがつくから外に干せなかった
- 部屋が1階で人に洗濯物が見られて恥ずかしいから干せない
- 部屋の契約上の規約でベランダに洗濯物を干してはいけなかった
通行人の視線が気になるケースだけでなく、交通量の多い道路に面してると排気ガスの匂いがついたりします。
特に女性の場合は1階で洗濯物を干してるとセキュリティ的にも良くないので干し方の工夫が必要です。
また、物件の入居条件として「ベランダに洗濯物を干してはいけない」という物件もあるので、契約時に不動産屋に確認しておきましょう。
- 部屋を2階以上にする
- ベランダが道路沿いでないか確認する
- 日当たりが良ければ部屋で干す
人の視線を気にしないためには部屋の階数を2階以上にするのがおすすめです。
特に女性の場合はセキュリティ面を強化する意味合いでも2階以上が安心です。
家賃で考えると1階の方が安く、2階以上だとやや高くなります。
それは指摘の通りセキュリティ面で強くなるからです。
安心・安全を取るために家賃を少し上げてでも階数を上げる選択は全然ありです!
ちなみに我が家では妻と同居する際は妻が不安ということで2階以上にしました。
洗濯物を干すベランダの前が道路沿いや人通りが多くないか確認しておきましょう。
通行人は見るつもりはなくても意外と何気なく視線に入ってしまうことはよくあります。
そのため見られなくない人は人通りが多い道や道路に面していないか確認しましょう。
部屋自体が大通り沿いであると夜でも灯りが多く、安心というメリットもあるのでどちらを取るか検討しましょう。
南向きや東向きの部屋は日当たりが良いので部屋の中で干すという手もあります。
直接日光に当てたほうがもちろん洗濯物の乾きは良いですが、人の目に触れないので安心して干すことができます。また、急な雨が降っても取り込み忘れがないのも特徴の一つです。
その他にも洗濯機をドラム式洗濯機にして乾燥までやっておくと外に干す必要はなくなります。
隣人との窓が向かい合ってて窓が開けられない

今日も良い天気だー!(ガラガラ)あ、こんにちは…
窓を開けたら向かいの人と目が合ってしまってきまづい思いをした人も意外と多いです。
賃貸物件の場合、住居スペースを広く取りたいため隣の物件との距離が近い場合が多くあります。その上、窓の位置が同じ面や同じ高さになってしまう場合も結構あります。
内見時に窓は実際に開けて目の前の景色を確認しておきましょう。
窓が複数ある場合は1つは向かい合ってて開けられなくても、他の窓が使えるなら開ける窓と開けない窓を決めれば解決できます。
まとめ
一人暮らし経験者が語るよく失敗しがちなポイントはわかりましたか?
今回挙げた条件は「内見時に意識してなかったために失敗してしまった」例になるので、内見時には少し注意しながらチェックして、妥協できる範囲なのかを自分なりに考えてみてください。